直系尊属・直系卑属

このレクチャーでは、『相続・事業承継』分野でよく使われる用語である、『直系尊属(ちょっけい そんぞく)』と『直系卑属(ちょっけい ひぞく)』について学習します。

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直系尊属・直系卑属の定義

先に、直系尊属・直系卑属の定義、範囲を図とともに見てみます。

直系尊属

1. 直系血族の中の、尊属(前の世代)に属する方たち (例: 父母・祖父母)

直系卑属

1. 直系血族の中の、卑属(あとの世代)に属する方たち (例: 子・孫・ひ孫)

尊属・卑属

前項で、直系尊属・直系卑属の定義を見てみました。
直系血族というのは親族のレクチャーで学習しました。『枝分かれせず、本人と縦に並んでいる血族のこと』を指し、図では、本人と同じ列に属する方たちの事をいいます。
では、尊属・卑属とはどの範囲を表すのでしょうか。

上の図は、親族のレクチャーで学習した『親族の範囲』図に少し手を加えたものです。図の左側に、尊属と卑属についての記載があります。

尊属

尊属とは、自分より上の世代のことを言います。具体的には、父母や祖父母、叔父叔母 といった方たちです。上図の、真ん中のグレーの帯より上に属する方たちが尊属です。

卑属

卑属とは、自分より下の世代のことを言います。具体的には、子や孫、甥姪が当てはまります。上図の、真ん中のグレーの帯より下に属する方たちが卑属です。

まとめ

直系尊属とは、『直系血族』かつ『尊属』の方たちの事を言い、
直系卑属とは、『直系血族』かつ『卑属』の方たちの事を言います。

ですので、傍系血族や姻族の方たちの事は指しませんので、注意をしてください。

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